ただでさえ口下手なのに、初対面の人とビデオで会話なんて絶対に無理。
これは私が初めてオンライン面接に臨む前の気持ちです。
予想通り初めはボロボロでした…オンラインだと、間の取り方や相手の反応を見るのが難しいんですよね。
でも、回数を重ねれば重ねるほどコツを掴んで、面接力が上達し無事に内定を頂くことができました。
そこで本記事では、コミュニケーション力に自信のなかった私が、オンライン面接突破のために実行したことを紹介していきます。
Contents
まずは、面接時に最低限気を付けるべきこと3点をお話します。
当たり前のことでも振り返ってみると意外と実行できていないことが多いです。
以下3点を参考に事前準備に取り掛かることをおすすめします。
面接の基本は、短くかつ端的に主張を述べることです。
特にオンラインでは、就活生が持つ雰囲気が伝わりづらいため、話す内容が重視される傾向にあります。
逆に言えば面接官は、多くの就活生が使うお馴染みのフレーズを聞くのに飽き飽きしています。
ですのでオンラインでは、面接官となるべく多く会話のキャッチボールをして、面接官を飽きさせないことが鍵となってきます。
質問に対して1-2文で答えて相手の反応を待つ。
緊張で間が怖くて矢継ぎ早に話してしまう気持ちを押さえて、一息おいて待つことを意識すると、間の取り方にも慣れてきます。
これは、私も当たり前じゃん!
と思っていましたが、自分が感じている以上にカメラを見続けないといけません。
少しでも目線が泳いだり斜め上を見ていたりすると、面接官はその瞬間を逃しません。
オンラインでは、リアルな対面での会話と比較すると、表情がアップで分かりやすいです。
面接官が自分をまじまじと見てきて緊張すると思いますが、カメラから目線を外さないように話すことが大事です。
難しい質問に対して考えている間でも斜め上や下を見続けないように気を付けてください。
ビデオ越しだと、熱意が伝わりづらいのでは?
と不安になりますよね。
私も、自分の思いをどのように伝えればいいのか、とても迷いました。
そこで実行したこととして、声の強弱・表情・身振り手振りを通常よりも大げさにしていました。
特に声に関しては、大きくはっきりと発しなければ相手に伝わりません。
口をいつもより大きく開けて発音し、語尾をしっかり言い切る。これを徹底するだけでも印象が良くなります。
男性の方は、髪型・服装、女性の方は、メイクや髪型・服装など、どの程度気を遣えばいいのか気になりますよね。
企業側から指定されることはありませんが、暗黙の了解として就活生なりの姿が求められます。
見た目は第一印象を左右しますので、清潔感のある外見を心掛けましょう。
基本的に薄めに仕上げてください。
つけまつげや赤いグロスなどは、印象があまり良くありません。
眉毛はしっかりと描き、目元はマスカラで少し協調するぐらいがいいと思います。
また、ビデオ越しで顔の立体感が伝わるよう、ハイライトを鼻筋に入れるといいかもしれません。
ちなみに、私はハイライトをしても効果が無かったのですが、綺麗に顔の立体感を出している学生もいました(笑)
印象が良くなるかはさておき、印象に残りやすい顔立ちに近づけるのではと思います。
男性や女性でベリーショートの場合はそのまま。
ただし、寝癖がある場合には整えましょう。
ボブやロングの場合は、後ろに一つに結び。
結び方としては、ハーフアップでもポニーテールでも好きな方で構いません。(少しお堅い企業でも許容は広いそうです!)
前髪は必ず目にかからないよう、眉毛ギリギリもしくは眉毛上がいいでしょう。
ポイントは顔がはっきり見えるかどうかなので、髪の毛が顔にかからないように気を付けて下さい。
私も前髪必須人間なので、毎回ヘアーアイロンで巻いていました。
前髪は、左右どちらかに流すと清潔感が増すと思います。
基本的にはスーツです。
インターンシップなどでも、「服装は私服または平装」と記載してある時以外はスーツが無難でしょう。
迷った時はスーツを着て行けば、半数の以上の方はスーツなので安心できます。
おしゃれが好きな方は、目立つ服装に挑戦してもいいかもしれません(笑)
続いて、面接前に準備しておくべきことについて紹介します。
私は入念に準備する派なのですが、準備しすぎて柔軟性に欠けていました…
ですが、ある程度の準備は必要です。
今回は、私がこの準備はしておいて良かった!と思ったもののみ紹介します。
事前に面接用の部屋を整えておくと、気持ちに余裕を持って面接に臨むことができます。
ネットワーク接続が悪くて面接官と十分に会話出来なかったとしても、面接は時間通り進み評価されてしまいます。
私も一度、20分間ほとんど面接官の声が聞こえずに終了した面接がありました。
後々に後悔しないためにも、万全の体制で面接に臨んでください。
「面接で自分の思いをしっかり伝えたい」という気持ちから、面接内容を完璧に作って丸覚えしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。(というよりも私がそういうタイプでした…)
ですが、面接官は数多くの就活生と面接をしているため、実際にはほとんどの内容を覚えていません。
そのため、自分が最も伝えたいキーワードを考え、面接中に2-3回程言葉を変えて伝えるだけでも面接官の心に刺さりやすくなります。
私のように内容を一語一句覚えるのではなく、キーワードをどのように伝えたら印象に残るかを考えるのに時間をかけてみてください。
目線の合わせ方や聞き取りやすい話し方を研究するのに最適な方法です。
パソコン付属のカメラで練習、もしくは、友達や先輩とzoomで練習するのもいいでしょう。
他者からフィードバックを頂くのもいいですが、自分自身の映像を客観視すると意外と出来てなかった…と感じることも多いです。
自分で反省点を見つけて改善していくことで、面接力は必ず上がります。
私のオンライン面接最大の失敗をお伝えします。
私の初めての面接はグループ面接でした。
面接官1人:就活生3人、ごく一般的なグループ面接です。
私は慎重派ということもあり、自己PRや志望理由、ガクチカ(学生時代頑張ったこと)を満遍なく準備していました。
面接当日。面接官に問われた内容は予想通りで、私は準備した内容をそのまま話しました。
上手くいっているだろう!
そう思った矢先に、私は面接官の苦笑いを見てしまいました…
その瞬間、私の姿を嘲笑しているように感じ、一気に自信を無くしました。
案の定、面接官からは一言も質問されず、会話が弾んでいる他の就活生を横目で見ているうちに面接が終わりました。
そして、やりきれない気持ちで終えた面接の一週間後、届いたのはお祈りメール。不合格通知です。
内心やっぱりな…と思いつつも、時間をかけて準備したのになぜ?と悔やみました。
しかし、時間が経つうちに反省点が浮かび上がってきました。
面接時の私は周りが全く見えていませんでした。
面接を「準備した成果を発揮する場」だと勘違いしていました。
予定以上に長く話し、他の就活生の時間を削ってしまっていました。
この失敗は、対面の面接でも起こりうるかもしれません。
ただ、オンラインだとなおさら場の雰囲気を読むのが難しく、自分を出しつつも相手のペースに合わせることに神経を使わなければならないと、ようやく気付きました。
第一志望企業の中の一つだったので、私にとっては大きな失敗であり、初めての面接は苦い思い出です。
しかし同時に、多くのことを感じ学べた良い経験でもありました。
皆さんも面接だけでなく就活全般において、失敗してもチャレンジして改善することを忘れずに行動してみてください。
今回は、オンライン面接に必要な心構えや事前準備を中心にお話しましたが、如何でしたでしょうか。
私が面接を重ねていく中で、「今日の面接は完璧だった!」と感じた日は一度もありませんでした。
たしかに就活には正解がありませんが、無駄な努力だったと落ち込んでしまったら元も子もありません。
経験から学び、改善を繰り返して、自分なりの面接の戦い方を見つけてください。
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