会社を辞めたい理由として、もっとも多い理由が“人間関係”です。
普段は関わりたくないタイプの人とも接しなければいけないとストレスも溜まりますよね。
仕事なので、気が合わない人がいてもおかしくありませんが、人間関係がこじれてしまうと仕事に支障が出てしまうかもしれません。
そうなると会社を辞めたいと思ってしまったとしても仕方ありません。
しかし、人間関係という理由で会社は辞めにくく、次に就職する際に響いてしまうのではないかと心配になってしまうこともあるでしょう。
そこで、本記事では人間関係を理由に仕事を辞める際に注意したいポイントや辞める前にできることを紹介していきます。
Contents
人間関係で悩んでいるといっても、人それぞれいろんな状況があります。
一部ですが、人間関係の原因をみていきましょう。
職場になじめない、みんなの輪に入れないなどの悩みが会社を辞めたくなる人間関係の原因の1つです。
“会社は仕事をする場所”と割り切っていても、みんなで協力する仕事だったり、職場の雰囲気が悪くギスギスしたり、なかなかそういう会社では長く働くのは難しいものです。
できることなら、雰囲気がいい会社でお互いに高めあっていけるような環境がいいですね。
よく問題になっているパワーハラスメント、略してパワハラ。
イジメと似ていますが、いやがらせをしている相手が上司や先輩などの立場が上の人であることがモラハラにあたります。
立場が自分よりも上の人だと、社内で相談できる人がいなかったりなかなか解決しずらかったりで会社を辞めてしまうことが多いみたいです。
性的に不快に感じる行動をされたり、言葉を発せられたりして、就業環境を害されることをセクシャルハラスメント、略してセクハラと言われています。
性的な行動などを強要されて、それを拒否した際に上司から労働条件などで不当な扱いを受けたりすることもセクハラです。
性的な発言
など
性的な行動
など
セクハラを受けるのは女性だけではなく、男性も被害を受けています。
セクハラは許されざる行為で、働く人の尊厳を傷つけることから、会社ではセクハラを防止し発生してしまった際は適切な処置をしなければならないと、雇用機会均等法で定められています。
セクハラ行為の被害にあうと、恥ずかしいという気持ちが大きいため相談もしずらくなり、結果的に会社を辞めざるを得ないということになってしまいます。
パワハラとは違って、イジメは立場に上下関係はありません。
イジメというと、学生同士にみられるものが想像されますが、社会人になっても存在しています。
社会人のイジメは、悪口や暴力・いやがらせのほか、仕事を押し付けたりミスを擦りつけたり、肉体的・精神的に苦痛を与えることもあります。
環境を変えなければ解決しないという場合もあり、会社の理解が得られない際には辞めれないこともあるようです。
人間関係に悩んで、もう辛いから会社を辞めよう、と思っている方。
でもその悩み、もしかしたら辞めなくても解決するかもしれません。
まず、1番大事なのは悩みと仕事を比べてみて、今後もこの会社を続けていけるかです。
今の仕事が好きだったり、悩みはあるものの耐えられないほどではない場合は、仕事を辞めた後に後悔することがあるかもしれません。
どうしても辞めたいのか、全く仕事に未練はないのか、辞めるしか悩みが解決する方法はないのかじっくり考えて決断しましょう。
自分では辞めた方がいいのか、続けた方がいいのか決めかねている場合は、まず信頼できる人に相談してみてください。
誰かに話すことで、客観的に見ることができ解決方法が見つかる可能性があります。
イジメやパワハラ、モラハラなどの環境を変えることで解決することもできる悩みの場合、人事部に相談してみてください。
新しい部署や新しい勤務地で環境が変わり、新たな人間関係を築くこともできるかもしれません。
また、最近は会社によってセクハラ専用の相談窓口があったり、会社になかったとしても外部の相談窓口に相談すると悩みの解決につながる可能性があります。
会社を辞める場合辞め方にも注意点があります。
円満退職をするためのポイントです。
会社によって退社するどれぐらい前に告知をしなくてはいけないのかは様々ですが、法律上では辞めたいと伝えてから退社するまで2週間が必要です。
しかし、会社の1人がいなくなるということは、1人分の仕事を他の人が引き継がなければいけないということ。
そのため、仕事の引継ぎもしなくてはいけません。
引き継がれる相手のことを考えると、自分の業務をしながら新たに引き継がなくてはいけない仕事を教えてもらわなくてはいけません。
こなせるようになるまである程度時間も必要になり、場合によっては会社が新たに引き継ぎの人員を補充しなくては辞めれないなんてこともあります。
なので、余裕をもって退職できるように、遅くても1か月前には辞めたいと伝えるようにしましょう。
いざ辞めようとなった際に、どのような理由で退職する意思を伝えるのか悩みますよね。
人間関係が原因の場合、理由をそのまま伝えてもいいですが、もしどこかでまた会社の人と会ってしまうということもあるかもしれません。
気まずくなってしまったり、角が立たないように伝えたほうがいいです。
また、引き止められてなかなか辞めれない、なんてこともあるかもしれないので、辞めたい理由には前向きで、なおかつ辞めたいという強い意思を選びましょう。
例えば、『ほかにやりたいことができた』とか『チャレンジしたいことがある』などのようにするといいかもしれません。
いかがだったでしょうか?
会社を辞める前に、後悔がないかしっかり考えてください。
人間関係のせいでやりたい仕事を辞める必要はありません。
まずは相談してみて客観的に見てみてから考えましょう。
人間関係は仕事へも大きな影響を及ぼすことがあるので、どうしてもうまくいかない場合は辞めるのも1つです。
その時の感情や勢いだけで辞めてしまわないように一度落ち着いてから、辞めるべきかどうかをしっかり見極めてから決めるほうが良さそうです。
もし辞める場合は、1か月ほど前に告げて期間にゆとりを持ちましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントフォーム