大学入試の勉強で、数学が得意ではないから物理もどうせできないだろうと思っていませんか?または高校3年生から物理を始めたため入試までに間に合うのかと不安になっていませんか?
結論から言うとそんなことはありません。
正しく勉強すれば、数学とは関係なしに短期間でどの大学でも高得点を狙うことができます。
今回は大学受験で物理を得点源にするための勉強法をお伝えします!!!
受験近い、お子さんなどがいる方は、是非お子さんにも教えてあげてください。
わたしは当時部活を引退するまでは英語と数学に時間を注いでいたため、最難関大学を受験しようと思っていたにもかかわらず高校3年生から物理を勉強し始めました。
物理の先生が、数学の成績と関係なしに短時間で物理は伸ばすことができるとよく言っていましたが半信半疑のまま勉強を続けてきました。
でもね
その先生がいってたことは本当だったんですよ!
わたしの物理の成績はグングン伸び、志望先の二次試験やセンター試験の本試験と過去問でコンスタントに9割を取り続けることができたんです!
また塾のアルバイト講師として数学が苦手な生徒さんにも物理を教えてきましたが
みんな物理の成績を入試までに伸ばすことができ、得点源にすることができていました。
どうして物理は短期間で成績を伸ばすことができたと思います?
あるんですよ、そんな裏技みたいなカラクリが(笑)
それは一言で言うと物理は使える式や解き方が数少ないからです。
いやいや、数少なくなんかないと思われた方もいるかもしれません。
確かに多くの参考書では同じように解ける問題でも色々な方法で解かれていたり、塾に行っても先生によって解き方が多少違うため
初学者の受験生は混乱してしまうのです。
よって頭をすっきりとまとめることができれば、どんな問題も混乱することがなく解けるようになります。
その裏技チックな勉強法はあとからお伝えしますね。
数学が得意でなくても物理は得点源になると言うのも同じような理由です。
つまり高校数学と高校物理は範囲に圧倒的な差があるからなんです。
数学は1A2B3まであり単元ややることも膨大で、高校範囲でできるようになることが多く
数学の入試問題は膨大な量を組み合わせて難問をつくることが可能となってしまいます。
反対に、物理は高校範囲でできることが少ないために使える手法がとても少なく
頭をすっきりとまとめれば組み合わせも少なく必ず解くことができます。
もう一度言います。
物理は正しく頭を整理すれば短期間で誰でも得点源にすることが可能です。
ほら?知りたくなってきましたか?
いよいよ物理を得点源にするための勉強法を見ていきます。
勉強の内容は大きく分けてインプット期、アウトプット期、過去問演習期の三つの時期で分けられます。
これはのちに、社会に出てからも役立つ学習方法です。新しい事を覚えるにはインプットとアウトプットの繰り返しが
もっとも頭に定着しやすい学習方法です。
それではインプット期、アウトプット期、過去問演習期にそれぞれ何をどうするのか、具体的に見ていきましょう。
インプット期が3つの期間のなかで最も重要であり、ここに時間をたくさんかけてください。
ではどうするかと言うと…
まずはインプット用の参考書、もしくは授業ノートを決めます。
わたしのお勧めとしては、初学者は物理のエッセンス(著:浜島清利、河合塾)、初学者であるものの理系科目にまあまあ自信のある方には
物理の解法フレーム(著:笠原邦彦、かんき出版)です。
この2冊なら間違いはありませんが、他の参考書でも構いません。
しかしここで絶対にやってはいけないことが2つあります。
1つ目は、絶対に入試問題ばかりで構成された問題集から解法を覚えようとしないでください。
どんなに複雑に見える物理の入試問題でも、簡単な問題が組み合わさってできているだけです。
少し問題設定が変わっても対応できるようにするために、パーツとなる簡単な問題や公式の使い方を全くぶれずに身に着ける必要がありますが、初学者が複雑な問題からやってしまうと何が組み合わさっているのかが見えづらくなり、新しい問題に対応できなくなってしまいます。
2つ目は、色々な参考書に手を広げないでください。
何よりも混乱が一番怖いことです。
シンプルな問題の組み合わせのはずなのに、中途半端に色々な解法を身につけたため、使うことができないと言う話はよく聞きます。
1冊が8割ほど身についたら、他の解法を見てみると勉強になるので良いことですが、このインプット期では他の参考書は参考程度にみるくらいにしておいた方が良いでしょう。
この2点に注意して参考書を選んだら、疑問点を残さずに頭に叩き込みましょう。
ここでコツとしては、公式を覚える際は数式の意味を理解しながら覚えることです。
簡単な例で言うと、物理で真っ先に習う等加速度運動の式「v = v0 + at」。
これも語呂などで覚えるのではなく意味を考えれば当たり前に使うことができます。
具体的に一回考えてみてから先を読んでみてください。
いかがでしょうか。
この式は、速度vがt秒後にどのくらいになるのかを聞いています。
加速度aは1秒での速度の変化量を聞いているので、例えば1秒後はa(m/s)加速、2秒後は2a(m/s)、…、t秒後はat(m/s)加速することになります。
元々初速度v0があれば上のような式になります。
正しく意味を掴むことで公式を使うべきところで使うことができます。
もちろん高校範囲では解明されないこともあるのですが、とりあえずその式はどう言う意味でどこから出てきたのかは一回は調べてみてくださいね。
とりあえず理解して何回か参考書を読んだら適宜セミナー物理などのドリル形式の簡単な問題で参考書で学んだことを練習して、パーツとなる簡単な問題を確実に解けるようにしましょう。
しつこいですが、難しい入試問題はまだ解かないようにしましょう。
インプット期で身につけたパーツを、複雑な問題で組み合わせる練習をしていきましょう。
インプット期では入試問題などの複雑な問題は避けるよう書きましたが、この段階ではそう言った問題にチャレンジしてください。
筆者のお勧めの問題集は、重要問題集ですがなんでも構いません。
ここで注意する点は1つだけあります。
解けなかった時はすぐに答えを見るのではなく、参考書をみながらもう一度考えてみましょう。
と言うのも解説は今までやってきた参考書と違う解き方の可能性が高いのからです。
ここではインプット期に身につけたものを自分で組み合わせる練習をすることが大切なのです。
インプットして、アウトプットする!ここまで1連でやって、はじめてインプットした!と思って頂けると
分かりやすいと思います。
志望校の過去問を分析しましょう。
時期的には11月ごろから少しづつ触れられれば良いと思います。
インプット期とアウトプット期である程度の難易度の問題も解けるようになっていると思いますが、二次試験対策では主に時間配分を研究すると良いと思います。
物理は、難しくすると言っても限度があるため大体試験時間が短く設定されています。
どのような順番で解くのか、化学をセットの場合は時間配分はどうするのかなどをいろいろ試してみましょう。
ちなみにインプット期とアウトプット期は、単元によって交互にあっても構いません。
実践して物理を得点源にしていきましょう!!
・物理は短期間で誰でも得点源にできる
・頭を整理する勉強をする
・インプット期とアウトプット期と過去問演習期の3つの時期の勉強法のポイントを意識
この3つを意識できたら、物理はパズルみたいに解くことができてとっても楽しい科目ですよ!
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