暑い日は特に自動販売機でも買い足してしまう「水」ですが、色々な種類が売られていますよね。
普段何気なく飲んでいる水って使い分けしていますか?
どんなのが自分に合うのか気になってしまったので、調べてみました。
今回は、飲料水を使い分ける上で知っておきたい種類や選び方また賞味期限についてご紹介していきます。
Contents
水道法によって、決められた水質検査をクリアした飲料に適した水です。
異常な匂いがなく有害物質が入っていなく一定のPH度が保たれています。
・ナチュラルウォーター:特定の水源から取水した地下水を、加熱やろ過で殺菌や除菌をしたもの。自然水ではあるがミネラル成分はほとんど含まれていない
・ナチュラルミネラルウォーター:ナチュラルウォーターのうちミネラルが地下で自然に溶け込んだもの
・ミネラルウォーター:ナチュラルミネラルウォーターと同じ地下水を、加熱やろ過で殺菌や除菌をした後、複数の地下水を混ぜたり、人工的にミネラルに加えたもの。
・ボトルドウォーター:水道水や河川水、蒸留水、純水などの飲料に適した水を原料としたもの
農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」より引用
これをもとに、私なりにわかりやすく分類してみました。
●水道水:厚生労働省による水質基準を満たした水で、水道から出る水です。
●ミネラルウォーター軟水:ミネラル含有量のを表す硬度100mg/L未満の水でカルシウムやマグネシウム量が少ないため口当たりがやわらかく日本の7割がこの水です。
●ミネラルウォーター硬水:ミネラル含有量のを表す硬度100mg/L以上の水でカルシウムやマグネシウムを多く含む水・ヨーロッパに多く存在する水です。
●天然水:自然の源水かつろ過、沈殿、加熱処理のみの加工を行った水です。
●炭酸水:ミネラルウォーターに二酸化炭素を溶かした水です。
H₂O以上の成分によって味の違いを感じるようです。
例えば、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が適量に入っている場合は美味しいと感じ、残量塩素などが大量にある場合は美味しくないと感じます。
一般的に、PH値が酸性に近づくと酸味を感じ、アルカリ性に近づくと苦みを感じると言われています。
また、人によって、こだわりがあったり、慣れた土地の水や好みがあります。
やわらかいあたり口で胃への刺激も低いので、軟水がおすすめです。
高齢者にもおすすめですよ。
昆布やかつお節で出汁を取り、香りや味が繊細な日本料理には軟水がおすすめ。
西洋料理の肉料理はアクを出してくれるので硬水がおすすめです。
また、パスタを作る際は、硬水を使うとカルシウムとでんぶん質が結合し、めんにこしをあたえるので硬水がおすすめですよ。
水道水は塩素が入っているので、冷凍庫に入れていても塩素消毒になり雑菌が繁殖しにくいので水道水がおすすめです。
硬度が高いミネラルウォーターの場合、固まったミネラル成分が製氷機のホースを詰まらせてしまう恐れがあります。
硬水の場合、多く含まれるミネラル分によって一部の薬の吸収が悪くなることがあるので軟水がおすすめです。
日本の水道水は軟水なので水道水で構いませんが、硬度が高いミネラルウォーターは避けたほうがいいですよ。
運動した後は、汗をかいて失われたミネラル分や塩分を補給する必要があるため、ミネラル分が豊富な硬水がおすすめです。マグネシウムは腸に刺激を与えるので、便通にもいい影響があるようです。
胃の中に炭酸ガスが充満し胃が膨張することで空腹感を感じにくくなるので炭酸水がおすすめです。
飲料が少なすぎると、胃の働きを活発にして逆効果になることがあるので、ダイエットの場合は500mlを目安に摂取します。
夏場の食欲減退防止のためには、食前に飲むと食欲増進になりますよ。
緊張した筋肉をほぐしてくれるマグネシウムやイライラを落ち着かせてくれるカルシウムなどのミネラルが豊富なミネラルウォーターがおすすめです。
血中二酸化炭素の濃度をあげてくれるため疲労物質を軽減してくれるという炭酸水がおすすめです。
また副交感神経にも働きかけてリラックスにもつながります。炭酸のすっきりした飲みごごちが気分転換に向いています。
水道水が勿論一番安くつきます。
それ以外はどの種類が安いかは一概に言えないですが、天然の水の方が、人工的に作る水よりコストが高くつく傾向。
また、硬水は海外の水を使用していることが多いので輸送コストがかかる分高くつく事がありますよ。
日本で売っている飲料水は、550mℓはボトリングから1年、2ℓはボトリングから2年というように、ボトルの容量によって決められています。
これは、水そのものよりも、容器を作っているプラスチックが経年による変化があり、水ににおいがついたり変化をもたらせると考えられているからです。
容器の大きさや種類によって外部から受ける影響が変わると考えられています。
災害用に、保存している方もいると思いますが、賞味期限が切れてもすぐに使えないということはないようです。
水自体は、成分は変わらないとされていますが、保存されているボトルがプラスチックだと水に香りが移ってしまうようなことがあります。
ビンなど変形しないようなものは水質も変わりにくいようです。
消費期限
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
賞味期限
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。
農林水産省より引用
それではここでまとめます。
水は用途によって向き不向きがあり、それを知っておくと水を選ぶ時にちょっと便利です。
目的や気分が変われば違う水が選べますね。
私は、普段は、軟水の日本コカ・コーラーの「いろはす」やサントリーの「南アルプスの天然水」を飲んでいることが多いです。
飲み口が柔らかくて、すっきりした味わい。
気分転換には、香りがよくて、とてもリラックスできる感じがする炭酸水の日仏貿易の「ペリエ」を飲用しています。
お酒のお供には、炭酸強めのアサヒ飲料の「ウィルキンソン」を利用しています。
刺激が強くてコスパがいいですよ。
また、水の賞味期限は、入っている容器の容量によって決められていて、水そのもの自体はほとんど期限がないようなものなんですね。
勿論、期限切れのものをお勧めしているわけではありませんのでご注意を!
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