「人間の悩みの99%は人間関係である」
これは「嫌われる勇気」などでもお馴染みの哲学者アドラーが残した言葉です。
99%はもしかしたら極端かもしれませんが、人の悩みの多くは人間関係ですよね。
そして、それは会社内の悩みも同じなのではないでしょうか。
上司と馬が合わない。
あの人に嫌われてるかも。
評価されない。
パワハラされてる。
そのどれもに他者が存在しているはずです。
今日はそんな会社内の人間関係に限界を感じている人に伝えたいた対処法もまとめていきたい思います。
まずいきなりですが読んでいる皆様に伝えたい事があります。
本当に会社の人間関係が限界で辛いときは
「今すぐ会社を辞めましょう」
「甘えている」や「自分勝手」「無責任」などの声があるかもしれませんが、全部無視して良いです。
僕の持論ですが、鬱病だったり体調崩したり、仕事のことを考えると涙が出てしまったりする状態になるまで行かないといけない職場なんてありません。
会社なんて誰かが抜けても誰かが変わりに来て回るようになっており、お金だって失業手当もあれば生活保護もあり一時の間であればどうにかなるようになっています。
日本という国には生きていくうえでのセーフティネットが沢山張り巡らされていますので今の仕事が上手くいかなくたって、どうってことありません。
だから、本当に辛いときは「会社を辞めても大丈夫」なんです。
逆説的ではありますが、ダメな時は逃げても大丈夫なんだと思えることが一番の対処法になると私は思っています。
ここからは私が実際に実践して良かったと思える会社の人間関係を良くする方法をお伝えしていこうと思います。
具体的な方法をお伝えする前にまず覚えておいてください。
「会社での人間関係が辛い」のはあなたが悪いわけではないという事です。
人間関係が原因で辛くなることは、会社に限らずこの世の中を生きていれば日常茶飯事に起こる事で特別な事ではありません。
なので決して自分を責めないでくださいね。
あなたが悪いわけではなく、仕方のない事です。
なので、冷静に自分が対処できる方法を探していきましょう。
それでは以下が僕が実践して良かったと思う3つの方法となりますので、それぞれ説明していきますね。
最初のオススメしたい方法は「心理学」を学ぶという事です。
「心理学」を学ぶことで自分の心理状態や他者の心理状態について多少なりとも分かるようになります。
そして、それを知る最大の目的は「自分でコントロールする」ためです。
原則「他者をコントロールする事」など不可能なのですが、心理学を学ぶことで自分の望む関係を作る事が少なからず可能になります。
例えば良くある心理学のテクニックに「ラポールの形成(信頼関係の構築)」というものがあるのですが、これは人が人に対して信頼関係をどうすれば持ちやすくなるのかの方法。
やみくもに人間関係を構築するよりこういった手法を知っている方が他者との信頼関係を気づきやすくなり、信頼関係が気づくことが出来れば、自分の意見なども通りやすくなり人間関係の風通しが良くなりますよね。
私は心理学を勉強する上でNLPという心理学を勉強しました。
NLPに関しては漫画本などでも分かりやす物が沢山出ていますので是非読んでみてください。
知らないのと知っているのでは大きな差が生まれるなというのが実際に勉強して凄く感じました。
そうすることで「自分が人間関係を円滑にコントロールする側」になる事が出来ます。
※NLPの名を使った怪しい情報商材も沢山あるので注意してください。
次に紹介するのが「やるべき事だけに集中する」です。
これは、「人間関係で悩む」というのはごく自然な事だと考えられるようになった時に私が実践したことです。
「悩む」こと自体は何も解決策を生みません。
それでもやっぱり「悩んでしまう」自分がとても嫌でした。
そんな時に私はその「悩み」から逃げるように「自分がやるべき事」だけに集中することにしました。
私たちサラリーマンは会社から給料をもらっていてやるべ事は「仕事」であり、人間関係で「悩む」事ではなかったのです。
そうする事で不思議と、人間関係が良くなってきたのを感じました。
もちろん、苦手だった人との関係が特段良くなったという事ではないのですが確かに全体的に人間関係が良好になってきたのです。
「皆さん、これ何故か分かりますか?」
答えは簡単で「ただ悩まなくなった」だけなんです。
本当にそうなんです。
「悩まなければ」実はたいしたことではないのかもしれません。
「やるべき事」だけに集中できれば、その人間関係の悩みが消える可能性も高いので是非やってみてください。
3つ目は日記を書くという事です。
これは自分でやっている中で効果は絶大!
何が一番良いかというと「自分で自分の事を知れる」という事で、「自分を知れば自分を受け入れる(承認)」することに繋がります。
人間関係が上手くいかない多くの原因の一つに「自己肯定感の低さ」というものがあります。
自己肯定感とは呼んで字の如く、「自分に対しての肯定感」の事です。
人は「承認を得る」事で自己肯定感が上がる生き物なので、「承認が得られず」自己肯定感の低い人はつい卑屈になってしまったり他者を認められず人間関係を悪くしてしまったりします。
そういう人が多い職場は人間関係が上手くいっていないことが非常に多いはずです。
日記を書く事は自分を客観的に見る事が出来「自分の良いところ悪いところ」に気づく事ができ、そこを自分で認めてあげる事が出来れば「自己肯定感」が上がり自信がついてきます。
そしてそれはそのまま、良好な人間関係へと繋がっていくはず。
会社に限らず人間関係に大きく影響を与える「自己肯定感」を高める方法として日記は物凄く効果がるので是非挑戦してみてください。
今回は「会社の人間関係に限界を感じている人に読んで欲しい対処法」について解説していきました。
最初の方にもお伝えした通り、「本当に限界を感じている人は会社を辞めましょう」
身体を壊してまで、やらないといけない仕事はないのです。
そのために国がしっかりとセーフティネットを引いていますので、だめな時はそこに倒れこめばいいという事が分かれば気持ちも楽になるのではないでしょうか。
「無知が故に自分自身で心理的に負担を重ねる」という事がとても多くあるのではないでしょうか。
失業保険や生活保護、心理学もしかり知る事で対処できる幅がものすごく広がります。
例え知ったことを実践しないとしても、知っているという事は心にゆとりを生んでくれます。
ゆとりは落ち着きを生み、落ち着きは視野の広さを生み視野の広さは自信を生み、自信は自己肯定感へと繋がっていくのです。
まずは、知る事から始めていきましょう。
何かを求めてこの記事を読んでくださっているあなたはきっと「知る」という事の一歩目を踏み出しているはず。
この調子でいろいろな事を知り、人間関係を良くしていってくれたら嬉しい限りです。
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