新卒で会社へ入社して1年経っていないけど
「会社…、辞めたい…」こう思われる方って結構多いです。
学生時代の就職活動にどれだけ注力していても
『実際に会社に入って仕事をし荒波に揉まれないと分からない』
と言うのは紛れもない現実です。
「入社前とのイメージと大きく違った」
「就労の条件が合わない」
「職場に馴染めない」
と理由は様々あると思います。
これに関して結論を申しますと、
辞めちゃって良いです。
もの凄く無責任な発言にも取れますが
本当に無理だと感じている事を長く続ける事の方が危険です。
今回は実際のデータや要員を交えてお伝えしたいと思います。
Contents
そもそも、新卒入社で
2019年の厚生労働省発行によると、新卒入社の社員の
1〜3年の間のうち1年目の退職の比率は約10%ほど、
3年間の合計の離職率は30%ほどに及ぶと言うデータがあります。
実際に数字に現れると分かり安いですが、
1年目だけのデータを見ても
10人に1人は退職をしていると言う計算になりますね。
実際にこれだけの割合で、新卒者の離職率が高い理由として
大きく分けて3つ、以下の要員があります。
・会社の規模感から生まれる要員
・職種や配属ミスマッチによる要員
・理不尽なパワハラを受けている要員
会社に就職して真っ先に今後の仕事を大きく左右するのは
配属先の職場です。
少数精鋭のベンチャー企業であれば
概ね、少ない拠点で活動する為、
面接時や面談などで
配属先をしやすい場合がありますが
大手企業や都心から地方まで
何ヶ所にも拠点がある様な会社に就職する場合には
配属先の会社をイメージする事はまず不可能です。
そう言った新卒者の場合、就職そのものが初めてな訳ですから
「実際に入社して、職場を見て合わないと思った」
と感じる事はある意味至極当然と言えるでしょう。
就活をしていた時にどの会社を選ぶかの前に
どの様な仕事をするかが重要になりますよね。
「営業職」「事務職」「販売職」「現場管理職」と
様々ありますが、実際に希望に基づいた職種で就職できるとは限りません。
例えば
「営業職として選考に進んで採用されたのに、実際の配属は地方の現場管理だった」
こう言った事例も多く存在します。
会社の方針によって急遽の人事命令と言う場合もありますが
そもそもの採用時の話と違う!ってなってしまいます。
もしこれが入社前だったら
「内定を辞退する」正当な理由ですので
どうしても納得が行かない場合は辞退も頭に入れて良いと思います。
これに関しては無限大に事例があるのですが一番多い例とも言えます。
所謂、人間関係の問題です。
ここで悩む人が非常に多いです。
「ちゃんと教えて貰ってない」
「教えて貰ったとしても意味が理解出来ない」
あるいは
「いわれの無い罵声を浴びせられる」
「セクハラ気味な発言をされる」
これらは完璧にハラスメントに部類されますので
会社のコンプライアンスの窓口にする案件です。
実際に嫌な先輩上司の嫌な面、ダメな面が
人としてダメなのか仕事としてダメなのかで大きく変わります。
仕事に置いて、その人に問題がある場合、
その辺りは自分自身が仕事のパフォーマンスを上げる事で
取り返す事ができると思います。
自分の立ち居振る舞いやアクションの
起こし方を変えてみると言う事です。
しかしその人が人間的に問題ある場合、コミュニケーションが取れない
発言に大きな問題がある場合、これが大きな問題になります。
会社と言うのは組織で動いているので
どの道その人の存在によって
これが会社の社風として成り立っている事。
こうなってしまっている場合は自分が動いたところで
どうしようもありません。
新人が会社を大きく変えるようなムーブメントを起こす事は
限りなく不可能に近いです。
となれば自分が起こしてみるアクションは
退職という自分が身を引くという選択肢が現実を帯びてきますね。
ここで一度、今ご自身の心境を振り返って見ましょう。
仕事を辞めたいと感じた解決策が必ずしも
退職という選択肢だけではありません。
職場環境や仕事に対して不満を抱いている場合、
別の事業所や部署への移動を希望するという選択肢があります。
新卒一年目で仕事を覚えている期間中なのにそんな希望って通らないんじゃない?
会社によって必ずしも通るとは限りませんが、
その人の適性や希望の熱量によって
結構な確率で移動希望を通してもらえます。
しかしながら、部署異動という方法でも
解決に至らない場合も多くあります。
部署異動の希望が受理され、
いざ新しい職場で心機一転の気持ちで
仕事に臨めないところまで心身共に疲弊している場合…
これはもう上司に退職の相談してください。
退職の相談は会社側にとっても早い方が良いです。
受け持っている仕事の引継ぎや、退職時の事務手続き、
退職に関する手筈だけでも時間がかかります。
なので、最低でも1ヶ月前には上司に相談しましょう。
経緯を聞かれたり、引き止められたりする事もあるでしょうが
一度しっかりと伝えてしまえば、その後はトントン拍子で
退職手続きの段取りを組む流れになるので、
退職の話を切り出すの怖いとは思いますが、勇気を出して相談しましょう。
仕事に限った話ではありませんが、無理に物事を続ける事や
モチベーションや目標をネガティヴが上回る事を永遠と続ける事は
うつ病を引き起こすきっかけになります。
無理して仕事を続けたばかりに、病気になってしまったばかりか
何年も社会復帰出来ずに外に出られなくなってしまうという事例が多いです。
私の身の回りでも、移動はしたものの心の状態が既に良くないところまで
疲弊しきっていて、異動後すぐに退職した人を何人も見ています。
そんな私が今振り返っても
うつ病は真面目な人がなりやすく、
モチベーションが高く向上心を持っている人でさえ
精神を蝕んでしまう。
大袈裟ではなく
辛い結果にならないための道を選んで頂きたいです。
自分はそこまで思い悩んでいないと思わず、
今いる環境を今後ずっと続けた未来を想像して
慎重に考えて頂ければと思います。
新卒間もない時期の退職は決して悪いことではありません。
人それぞれ違和感の感じ方は違いますので
ステップアップの為に転職を見据えて退職する方や
精神的に自分自身を休めて見つめ直す時間が必要になる方も
それぞれ事情が違うと思います。
今の環境が自身にとって苦しい環境であれば迷わずに
退職届を書いて逃げてください。
逃げることは悪いことではありませんので
より良い未来に進む為のステップと捉えて頂けたら幸いです。
コメントフォーム