「人に認められたい。」
「すごいと思われたい。」
「自分には価値があるのだと思いたい。」
このような感情を持ったことはありませんか?
人ならば誰だってこのような承認欲求をもったことがあると思います。
しかしある程度の承認欲求でしたら問題ないですが、この承認欲求が行き過ぎると人生を生きる上で危険だということはご存知でしょうか?
そこで、ここでは承認欲求が与える害と対策について説明します。
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承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれるのもです。
この承認欲求は、基本的には誰もが持っている感情ですが、この欲求ががメインになってしまうとかなりしんどい人生になってしまいます。
自分が好きでやったことや趣味や興味でやったことが、結果として相手に認められた場合は良いのですが…。
そうではなくて、ただただ「相手に認めてもらいたい!」「すごいと思われたい!」という思いがメインになると、”他人に承認されるためにだけ行動してしまう”ということが起こります。
例えば、すごいと思われたいから、着たくもないブランドの服で身を包みんだり、高級時計を買ってみたり、高級車に乗るといった行動をとります。
皆さんの周りにもこんな人達がいるのではないでしょうか?
「承認欲求に支配される=他人に支配されること」なので、これでは楽しく自分の人生を生きられませんよね?
では、実際に承認欲求がもたらす”3つの害”についてみていきましょう!
承認欲求が強くなると「すごいと思われたい」「認めてほしい」という気持ちが高まるので、見栄を張る行動が増えてきます。
見栄っ張りな人ほどお金を使いたがる傾向。
見栄っ張りな人の怖いところは、調子が良い時(稼いでいる時)はもちろんお金を使いますが、調子が悪い時(稼げなくなってきた時)もお金を使います。
むしろ、調子が悪い時の方がお金を使ってしまう傾向があるのです。
「すごいと思われ続けなければいけない」という思いが強いので金払いが悪くなったらそう思われなくなるんじゃないかという恐怖から余計に使ってしまうんですね。
これが結果的に破産に繋がっていきます。
確かに見栄っ張りな人には、このような傾向があると私も思います。
私の知り合いの見栄っ張りの人が、すごくお金持ちという訳でもないものの食事や出かけるなど何かあるたびに奢ってくれることがあり、「そのお金はどこからなのだろう?」と思うことがありました。
実際は、借金をしてまで奢っていたそうです。
「なぜ、そこまでして…」と思うかもしれませんがその行為は、承認欲求を満たしたくてやっていた行為ということには驚きました。
「幸せ」になる明確な行動は分かっていませんが、確実に「不幸になる」行動は分かっています。
それは”他人と自分を比べる行動”です。
人は下の相手と比べると自分に甘くなって、成長しなくなり比べていた人と同じレベルに落ちてしまいます。
逆に、上の人と比べると惨めな気持ちになってやる気がなくなりモチベーションが下がってしまいますよね。
このように誰と比べても、自分にプラスになることはないんですね。
承認欲求って必ず他人との比較が入ります。
「あの人みたいになりたい!」「こいつよりあいつより認められたい」と必死になるわけです。
そうすると自分を見失ってメンタルが崩壊するわけです。
これは結構な人が経験あると思います。
実際私もかつてはこのような傾向が強かったです。
他人と比べて自分は…とよく悩んでいたものです。
ですが、ある時「他人と比べることに何の価値があるのか?」と疑問に思ったことを覚えています。
人それぞれ特徴があり、得意、不得意も違いますよね。
そこを比べることに意味はあるのか?と悩み過ぎた先にそんな思いが芽生えたことをよく覚えています。
その気づきは間違っていなかったなとこの記事を書いていて思っていました。
完璧手主義とは、全部完璧にこなすこではなく、”完璧以外は意味がない”と考えることです。
なので準備が整わなければやらないし、失敗しない確証がなければやらないのです。
つまりは、挑戦できない、失敗できない、人と違う事ができないという事になってしまいます。
最近のニュースでは、すばらしい功績を残した人達が1つ何かをミスしただけで人間失格の烙印を押されるような報道を良く見かけます。
例えば不倫問題など…
これは、完璧主義の罠にはまっている現象で、このような報道が完璧主義を増やしている原因の一つでもあります。
変化の激しい現代では、完璧主義は破滅に繋がる危険な考え方です。
現代はいろんな情報がネットによって簡単に検索できるようになった便利な時代で、正解と不正解を簡単に割り出せるようになりました。
そのデメリットとして、挑戦がしづらくなったなと私は思います。
挑戦をして失敗すると周りからは「だから言ったのに」と”失敗するからやめとけって言ったのに”と言える正解を出す人が増えました。
これはとてももったいないことです。
挑戦でないということは、成長できないとうことです。
これも完璧主義の罠にはまった1つの事例だと思います。
では、承認欲求に支配されずに生きるにはどうしたらいいのでしょう?
その対策についてみていきましょう!
これは見栄っ張りな人に対して行う行動です。
「自分はすごい」「自分は成功者だと思わせたい」ということで余計なものを買うのが見栄っ張りな人の特徴でしたね。
本来は自分が求めたものにしか価値はないので、他人に対して発揮するお金の使い方は意味がありません。
そこで対策として、自分の頭で考えてオリジナリティーを出し投資をすることが大切です。
つまり、自分にとって価値のあるものを探してそこにお金を使う。
相手基準ではなく自分基準に移すということですね。
そうすることで承認欲求から解放されます。
これは他者と比較してしまう人への対策です。
他人との比較はダメだが、過去の自分と比較することは良いのです。
昨日の自分より今日の自分、今日より明日の自分が前に進んでいっている感覚が大切なのです。
そうすることによって人はモチベーションをあげることができ、成長に繋がっていきます。
これは、完璧主義の対策です。
そもそも論ですが、一発で完璧なモノをつくるのなんて無理です。
ですが、完璧主義の人はここを目指しているんですね。
ですので、少しづつでいいから改善していくのがよいやり方だと思います。
とりあえずやってみて後から少しづつ改善すればいいのです。
改善を積み重ねて最終的にいいものにするという改善主義にメンタルを変えることが大切ですよ。
承認欲求の3つの害とその対策について書かせていただきました。
3つの害とは…
①破産リスクが高まる
②他人との比較によるメンタルの崩壊
③完璧主義の罠に陥る
ではその対策は…
①オリジナリティーの追及
②過去の自分と比べる
③改善主義になる
承認欲求は、大なり小なり必ず存在するのもです。
しかし、それに捕らわれる人生はもったいないと思います。
改善したいと思っている方への参考になれば嬉しいです。
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