ブログ記事を書いていると画像など引用をしたくなることがよくあります。
しかし、いざ引用するとなるとその使い方やそもそも使って良いかの判断に悩みませんか?
私もブログを書き始めた時はこれに悩み、1日手が止まった日もありました。
今回の記事はそんなブログ駆け出しの皆様が安心して記事を作成できるよう必要なことを一式紹介し、わかりやすく仕上げました。
具体的に書いているのでまずはここから始めれば間違いなしです!
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著作権とは簡単に言うと他人の財産のことです。
本の内容であったり、長年の研究で生み出された製造方法であったり、音楽などいろいろありますが、創作物を使用する権利のことを言います。
著作権法の目的はそうした財産の中でも目に見えないものについてその作者などの権利を守りつつも、他の人がそれを使用することを妨げすぎないようにすることで文化が発展する社会を維持することを目的としています。
あなたが本を出してもその内容が当たり前のようにネット上で公開できる社会だとしたら、みんな本は買わずにネットで見ますよね?
すると誰も本を書かなくなるので社会の発展にマイナスとなってしまうわけです。
その一方でその利用を制限しすぎれば今度はせっかく発見された画期的なものも人に広まるのが遅れて社会の発展を今度は遅らせてしまいます。
そこのバランスを取りつつ社会が発展するよう維持する法律が著作権法です。
衝撃が大きい内容ですが、著作権侵害をすれば確実に負けます。
記事を作成し引用した記事作成者側が悪いケースがほとんどのためです。
そして裁判になり負ければもちろん大きな損失を出し、裁判となると時間も多く取られます。
著作権法によると著作権違反すると以下の罰則が課されます。
(前略)十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
出典 : CRIC公益社団法人著作権情報センター https://www.cric.or.jp/db/domestic/a1_index.html
それはなった場合の話であって一般人の私たちはそうそう訴えられないのでは?ならないから大丈夫!と思ってはいませんか?
私はそう思っていましたが、訴える旨のメールが届いたケースなどをYoutubeでちらほら聞きます。
具体的な事例としてはJR東日本新潟支社が2015年1月24日にネット上の鉄道写真を無断で使用したとして謝罪した事例がありました。
訴えがあってこの謝罪が行われたかは定かではありませんが、公の場で謝罪するほど重大なことということがわかります。
ブログを本格的に運営していくとなるとその記事の数も膨大になるためそこに使われる画像などの引用もかなりの量になります。
その引用を理解が曖昧なまま続けていったら1つ1つのブログがリスクの宝庫になりかなりリスキーだとは思いませんか?
なのでこれから紹介することだけはまず守りましょう。
これだけ守ればひとまず問題は避けられます。
さていざ記事を書いていると引用したくなるものはなんでしょうか?
画像や文章、SNSに投稿された写真やYoutube動画などですね。
私も始めた頃はこれらを引用するだけでこの方法で大丈夫かな?と不安になりました。
後ほど紹介する無料画像と検索して出てくるものなら大丈夫という話ですが、これも全部が全部そうじゃなかったり注意点があり、私は過去にブログに挙げていた画像を全て消して差し替えたことがあります。
あれは芸能人系の画像が主でしたが、かなり面倒でした。
皆様にはそのような失敗はしてほしくないのでそれを防げる引用方法をそれぞれ紹介していきます。
1つずつ見ていきましょう。
ブログで使う他人の作品で一番多いのは画像だと思います。
そして画像には大まかに3つの権利が絡むので注意がいるのですが、そんな細かいことを考えずにどうしたら画像を安全に使えるかを大まかに2つ紹介します。
1つ目の手段は無料画像と検索して出てくるものを使うことです。
ただし、無料画像の中にも使ってはいけないものもあります。
それはライセンスがまだ作者やその画像に写っている人物に残っている写真です。
なので本来はいちいちその画像の権利がどこにあるのかを調べないといけませんがそれは面倒でやってられません。
そこでおすすめなのは使うサイトを決めておくことです。
私の場合はPixabayというサイトがお気に入りで使っています。
こちらのサイトの場合は下の画像にあるように権利がPixabayにあるためブログで使う上ではノーリスクであり、気兼ねなく使えます。
出典 : Pixabay https://pixabay.com/ja/
また無料画像サイトを横断してまとめて見ることができるO-DANというサイトがあります。
こちらならPixabayを含めて他のサイトの画像もまとめて見れるので便利です。
出典 : O-DAN https://o-dan.net/ja/
2つ目はお金が掛かりますが画像を購入して利用する方法です。
無料画像だけでは他の人もよく使うので、記事作成を続けていくと「これ他の人も使ってるから別のにしよう」と画像探しにも無駄に時間が掛かってきます。
その点では有料画像は使いやすいですし、探すのも無料画像に比べれば楽です。
有料画像を使っている人は無料画像に比べてぐっと少なくなるので自分のブログにオリジナリティが出てモチベーションにもなるので単純に楽しくもあります。
本題からそれるのでここの紹介はさらっとにしますが、私がおすすめするサイトはsutterstockです。
代表的なサイトはこのshutterstockとpixta、そしてadobe stockがありますが、sutterstockはダントツで画像数が多い上に綺麗な画像も多く、料金も安めのためです。
2020年10月4日時点の情報を以下に紹介します。
サイト名 |
画像数 |
画像10点/月の料金 |
sutterstock |
3億4,000万点以上 |
3,500円 |
adobe stock | 2億8,000万点以上 | 3,480円 |
pixta | 5,540万点以上 | 6,380円 |
無料画像、及び有料画像で購入したものであれば引用はなしで使うことができます。
文章を引用するには引用箇所にカギカッコをつけたり「”」で括って自分が作成した文章と区別します。
ワードプレスであれば引用タグがあるのでそちらを使い、引用元も明記することで簡単に引用できます。
以下の画像の箇所が引用タグにあたります。
このタグを使うと設定により見た目は変わりますが、この記事にもあるような引用を行うことができます。
出典についてはサイトを引用する場合にはそのサイトのタイトルとURL、書籍の引用なら著者名、署名、出版社名、出版年を明記するという感じになります。
ちなみに引用についての注意事項を以下に引用します。
- (1)他人の著作物を引用する必然性があること。
- (2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
- (3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
- (4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)出典 : 文化庁 https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html
わかりやすくそれぞれ言い換えると以下になります。
これに加えて、引用したものは加工せずそのまま載せているという点も守らないといけません。
文章の一部を引用したい場合には(前略)、(以下略)とすることで可能となります。
ブログで本や商品などを紹介したくて画像を使いたい時ってよくあると思います。
画像がないと説明しにくいですからね。
結論としては自分で撮った写真であればその商品や本の表紙の画像は使って良いです。
注意点としては本や漫画の中身まで載せることはだめです。
それも著者や出版社が売っているもので、それを画像にしてブログに載せることは無断で売っているようなものだからです。
もう1つの注意点としてはAmazonや楽天の商品を記事で紹介したい場合はアフィリエイトリンクという形でブログに挿入し画像を見えるようにする必要があるということです。
Amazonの商品画像はそれぞれの販売者に権利があります。
そのためこれらの画像をAmazonや楽天が引いているアフィリエイトリンクを介さず使用することは無断使用にあたり、Amazonから訴えられることはありませんが、販売者から直接訴えられる可能性があるためです。
これも私は知らずにAmazonの商品画像をそのまま右クリックで保存してブログ記事にアップしていましたが、こうしたリスクがあると知り泣く泣く全てアフィリエイトリンクに差し替えました。
アフィリエイトリンクにすると見た目がゴチャゴチャするので気持ちよくないのですが仕方ないことでした。
自分で撮った写真を使うのが一番簡単ですが、ネット上にある写真を使う場合には注意がいりますね!
SNSの画像は埋め込み機能を使って記事に入れることで問題なく使えます。
SNSは他の人に紹介して良いというルールがあり、利用規約にも埋め込み機能を使っての引用や転載を承諾すると記載があるためです。
例えば以下はTwitterの利用規約の引用です。
埋め込みという表記こそないもののTwitterに投稿したものは他の人も対価を払うことなく使って良いとあります。
出典 : Twitter https://twitter.com/
私も以前はゆきぽよのインスタの画像を埋め込み機能でたくさん入れていました。
そして私がブログでそうして埋め込むことで私の記事の読者が今度はゆきぽよのインスタに飛び、ゆきぽよの知名度が上がります。
まさにwin-winの関係なのでこれはとても良いことなのです(笑)
ガンガン活用しましょう!
ちなみにYoutubeも同様です。
ただし注意点があり、そのSNSの投稿に使われている写真がそのアカウントのオリジナルであれば問題ないのですが、それがよその許可を取っていない無断使用の画像であった場合には訴えられるリスクが出ます。
そのためその画像を使う際にはその画像が出どころがどこかを考え不安があるなら使わない方が無難です。
著作権侵害をせずに安心してブログ記事を作成する引用方法について紹介してきました。
著作権について考え出すと深いので無駄に時間ばかり失います。
なのでまずは安心して記事作成を進められる必要最低限のルールをおさえてそれだけ守れば十分です!
それがこの記事の内容なのでまずはこれだけ守って後のことはやりながら徐々に知っていきましょう。
この記事の内容をまとめますと、
こうしてまとめるとややこしく見えますが、画像については条件を満たしたサイトを使えば良いですし、商品画像は自分で撮ったものを使うかアフィリエイトリンクを使うこと、SNSなら怪しくないかだけ見て埋め込み機能を使うだけです。
やることはシンプルであると感じてもらえれば幸いです。
皆様の記事作成がこの記事で捗れば嬉しい限りです。
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