最近は「転売する人」のことを「転売ヤー」なんて揶揄する呼び方がありますよね。
どちらかという、あまり良い印象がない転売行為ですが果たして違法行為なのでしょうか?
私自身は、転売に対して肯定派でも否定派でも中立の考えですのでフラットな目線で転売についてお伝えしていこうと思います。
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皆さんは転売についてどのような考えをお持ちでしょうか?
転売で儲けてるぜ!!という人以外はあまり良い印象を持ってない人の方が多いのではと思います。
私個人としては、
安く仕入れ高く売るのは商売の基本
ですので、そこまで否定的な意見を持ってないんですけどね。
かくいう私は、あまり物欲がないので定価よりも高い値段でわざわざ購入したいと思えるものがないのも大きな理由です。
ただ、それはないんじゃないの?っていうのは最近ありました。
新型コロナウイルスが流行り出した時に、マスクの転売が問題視されましたが、あれは素人の私でも「悪」だと判断できます。
前置きが、長くなりましたがここからが本題です。
皆さんもどこが違法なのか一緒に考えてみてくださいね。
大手アパレル会社の社員が古着3点を仕入れ、警察署の許可なく転売したとして古物営業法違反の疑いで書類送検されたと各種メディアが報じている。
その社員はネットオークションなどでブランド物の古着を購入し、古着店やネットオークションで転売したことで57000円の利益を得た容疑で書類送検された。
私は、このニュースを見た時なんでダメなのか全く検討もつきませんでした。
だって、購入した洋服を古着店やネットオークションで売る行為ってみんなが普通にしていることでしょ?
実は、今回の件には2点ポイントがあるらしくそれを聞くと納得というか普段使っているメルカリとかでも捕まる可能性あると思ったら怖くなりました。
以上の2点が決めてらしいですが、これを機会に転売のルールを正しく知って安全にネットオークションなどを利用したいと考えました。
転売行為すべてが違法であれば、リサイクルショップやフリマアプリも違法ということになってしまいます。
違法に該当するポイントを抑えていれば、万が一にも罪に問われるなんてことはないのでご紹介していきますね。
許可なく中古品の転売で商売をすることは違法です。
リサイクルショップなどは、許可を得た上でお客様から中古品を買い取って、その商品をお店で販売することで商売をしています。
このように、古物商許可という許可をとってからじゃない、中古品を購入して、それを販売するという行為をしてはいけません。
古物商許可が必要なケースは、リサイクルショップなど、お店を構えるだけではありません。
インターネットが普及したことで、お店を構えずにサイト内だけで営業する、中古品の転売ビジネスも増えています。
このようなケースでも、古物商許可を取らずに営業すると違法になりますよ。
ここまでだと、いやそんな大それたことしないから大丈夫と思いますよね?
このポイントの重要な点はまだありますよ。
「せどり」という言葉を聞いたことがある人も多くいると思います。
せどりとは、個人が中古品を買い取ってより高い値段で転売してその差額で儲けることです。
古本や中古のレコードなどでせどりをして、お小遣い稼ぎをしている人も増えてきています。
あれっ?これって許可いるやつでは…
そうです。
例え個人のお小遣い稼ぎであっても、中古の物購入してそれで利益を出すとなると古物商許可がないと違法になります。
大ファンのバンドやアイドルのコンサートのチケットが手に入らず、やむをえずに転売ヤーから購入した経験がある人もいるのではないでしょうか?
チケットの転売行為をする人のことを「ダフ屋」と呼びますよね。
この迷惑なダフ屋行為ですが、以下の行為も該当します。
ちなみに、コンサートのチケットに限らずスポーツ観戦、テーマパークや博物館の入場券や新幹線や飛行機といった乗り物のチケットなども対象になってきます。
こちらに関しては、新型コロナウイルスの流行に便乗して、衛生マスクを高値で転売する人が相次ぎました。
これにより、衛生マスクが売り切れるお店が続出して、必要としている人に衛生マスクが行き渡らない事態になってしまいました。
そこで政府は、国民生活安定緊急措置法に基づいて、衛生マスクの転売を規制する法令を公布しました。
2020年3月15日からは、衛生マスクを定価よりも1円でも高く転売すれば、違法となります。
これは、個人による転売だけでなく、製造業者、卸売業者、小売店などが、消費者に向けて転売する場合も対象です。
ちなみに衛生マスクとは、風邪や花粉症対策などに一般的に使われているタイプのマスクや、医療用のマスク、工場などで使われている防塵用のマスクのことです。
マスクに関しては皆さんご存知だったと思いますが、厳密にいうと飲食点などで定価よりも高く販売していたのも違法ということになりますね。
今回は、ひょんなことから転売における違法行為について興味を持ち、調べた内容をお伝えしてきました。
皆さんも、マスクの転売やダフ屋行為はダメというのはご存知だったと思いますが古着屋や古本屋で購入したものを転売するのに許可がいるとは意外だったのではないでしょうか?
私も、不用品をネットオークションなどで販売することもありますので、正しい転売の知識が身に付き良い経験になりました。
自分がいらなくなったものが、必要としている誰かの手に渡るというのは悪いことではないと思いますので、正しい取引ができると良いですね。
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