読書をする方の中には、電子書籍を選ぶという方も多くなってきましたよね。
場所を選ばずに読むことができ、紙の書籍とは違って保管に場所を取ることもありません。
何より、スマホで読めるというのはとても便利ですよね。
kindleでも自分のブログなんかを本として出版するのは簡単にできます。
出版したあとに修正したい部分があったり、出版から時間が経ってしまい、本自体の販売をやめたい、と思うこともありますよね。
出版停止にはいくつか理由がありますが、今回はkindle上でのその理由や、自分で出版停止にしたいときのやり方をご紹介していきます。
Contents
出版停止とは、出版した本を購入できなくすること、出版停止したものを再度購入できる状態にすることを再出版と言います。
電子書籍は便利な反面、本を購入しているのとは違い、提供されているコンテンツを利用する権利を購入している、状態です。
そのため、何かの理由があって出版停止されてしまい、自分のデバイス上のデータを削除してしまったら、二度とその本を買うことも読むこともできなくなってしまいますよね。
便利ではあるものの、こういうデメリットがあることを覚えておくといいですよ。
出版停止にはいくつか理由があると冒頭でお話しましたが、出版者が出版停止するときと、Amazon側が出版停止するときの二つです。
まずは出版者が出版停止の手続きを行う場合をご説明しますね。
マイページの「本棚」にアクセスして、出版停止したい本の(…)のボタンをクリックします。
「出版停止」をクリックすると確認のポップアップが出てきます。
そのポップアップも同じように「出版停止」をクリック。
書籍のステータスが「下書き・未出版」となっていれば正しく手続きができていますよ。
これで手続きは終了です。
24〜72時間で購入ができなくなり、1週間ほどで検索も非表示になります。
次に、Amazon側からの出版停止についてご説明しますね。
Amazonからの出版停止には、2種類あります。
一つは、なんらかの理由でシステムエラーがあり、出版停止になった場合。
もう一つは、規約に違反した内容であった場合。
どちらも、出版停止になっていてもAmazon側から通知があるわけではありません。
自分で手続きもしていないのに出版停止になっていたらびっくりしますよね。
そういうときは、出版ステータスを確認してみてください。
オンラインになっていればシステム上の問題で出版停止になっていて、ページが表示されなくなっています。
「ブロックされています」と表示されていれば、規約違反を含めて、書籍の内容に問題があるということです。
内容の修正が必要な場合は別ですが、システム上の問題であれば、Amazonヘルプに問い合わせをするといいですよ。
それと同時に、再出版の手続きをすると、問題なく出版されることもあるので、試してみてくださいね。
そのつもりがなくても内容が規約に触れていて、出版したものが出版停止になっていたら困りますよね。
ではそういうときに、どうしたらいいのか。
答えは簡単です。
出版した書籍の内容で、規約に違反した部分がないかを確認し、修正して再出版すればいいんです。
Amazonのコンテンツガイドラインには
違法なコンテンツまたは権利を侵害するコンテンツ
不快なコンテンツ
読者の読書体験を損なう本
パブリックドメインのコンテンツ
著作権等管理事業者の管理楽曲の楽譜・歌詞
を含むものである場合は違反の報告をするようにと記載されています。
意識していなくても、これらの内容に触れている場合は規約違反、と判断されても仕方ありません。
もし、ステータスが「ブロックされています」という表示になっていたら、もう一度中身を確認し、違反している部分がないか見てみましょう。
自分だけではわからないときは、別の人の目で見てもらうと自分では気がつかない部分が見えてくることがありますよ。
Amazon側から出版停止の措置があった場合や、誤字脱字などで内容の修正があった場合などは再出版をすることになります。
そのとき、なにを確認したらいいのか、最後にご紹介していきたいと思います。
kindle上で出版者が再出版の手続きをした場合、書籍のページ上のデータには変更がかかりません。
そのため、購入した書籍が改訂された場合はサポートセンターへ最新版のデータの請求をする必要があります。
自身が出版した書籍の再出版を行った場合、すでに購入されている方へ向けてもデータの訂正をした旨のアナウンスが必要ということですね。
なぜデータの修正にサポートセンターへの請求が必要なのかと言うと、kindleでは書籍にマーカーを引いたり、メモを残したりできる機能があるからです。
購入済みの書籍のデータに引いたマーカーやメモは、新しいデータに全てがそのまま引き継がれるわけではありません。
内容の修正があった場合、文字の位置などがずれていてマーカーなどもずれてしまうことがあるため、知らない間にデータが更新されていてマーカーやメモの位置がずれていた、なんてことを起こさないようになっているということです。
もちろん、出版者側でも出版したデータの確認を複数回行い、誤りがないようにチェックは忘れないのが前提です。
ミスを全てなくすことは難しいかも知れませんが、何度も見返すことで減らすことはできますよ。
今回はkindleで出版停止になった書籍の対応方法についてご紹介してきました。
・システムエラーで出版停止になることもある
・Amazonからの出版停止の場合は違反した内容でないかを再度チェックする
・出版停止の手続きは自分でもすぐにできる
・出版の前に、データを再度チェックして誤りを減らす
ポイントはこの4つになってくると思います。
どんどん市場を広げている電子書籍。
便利に使うことはもちろんですが、Amazonからの出版停止を受けることがないよう、書籍の内容には十分気をつけましょう。
コメントフォーム