「説明書」というと、どんなものを思い浮かべますか?
私の場合は、文字がびっちりと書かれた、分厚いものが真っ先に浮かびます。
説明書って困ったときにはないと大変な思いをしますけど、普段はどこに置いたかわからない、なんてことも珍しくないですよね。
そこで今回は「説明書のような記事は誰にも読まない」ということについてお話してきたいと思います。
せっかくブログを作って記事を書いていくなら、読んでもらえるものを書きたいですよね。
それでは早速見ていきましょう!
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記事の中で書かれている情報は、大きく分けて「機能的価値」と「感情的価値」の二つに分けられます。
まずはそれぞれどういうものなのか、ご紹介していきますね。
機能的価値とは、急に変わらない情報のことをいいます。
など誰が書いても変わらない部分のことです。
お店の場所は急には変わることがないですし、販売されている商品の価格や成分なんかも急には変わらないですよね。
そういう、誰が書いても変わらない部分のことを、機能的価値といいます。
反対に、感情的価値とは、
のことなどを言います。
つまり、書いている人の考えや感じたことですね。
機械的に情報が並べられている文章よりも、記事を書いている人が感じたことがわかって共感しやすくなります。
商品のレビューであれば、実際に使ってみた感想がある方が買ったあとのこと
をイメージしやすいですよね。
実際に使った感想であればそれがいいことであれ、悪いことであれ、自分が使ったときのこともリアルに思い浮かべられると思いませんか?
それぞれ、記事を書いていくうえで欠かせない情報ではあります。
でも、機能的価値については書きすぎると説明書に近くなってしまい、情報の羅列だけではウィキペディアのようになってしまうんです。
どこの誰が書いたかわからないブログの記事より、ウィキペディアを読みますよね。
どうしたってウィキペディアには勝てないので、機能的価値は最低限の情報のとどめておくのがいいですよ。
機能的価値をたくさん書いてしまうと、ウィキペディアのようになってしまう、と言いましたよね。
その場合、どうして困るのかわかりますか?
どこの誰が書いたかわからない記事より、ウィキペディアを読みたいと思いませんか?
私自身、検索をしたときにウィキペディアのページが出てくればそちらを先に確認します。
例えば、カメラや電化製品を買った場合、分厚い説明書がついてきますよね。
何人かに一人は説明書をきちんと読む人もいると思いますが、大多数の人は説明書なんか読まないですよね。
私も、説明書は困ったときの辞書のような役割だと思っているので、読まないことが多いです。
分厚い説明書が、文字だけでなくイラストが入っていたり、漫画のようにわかりやすく書かれていたりすれば、読みやすくなりますよね。
記事の場合も、どこの誰が書いても同じ情報をいくら羅列したところで、つまらないので読んでもらえなくなります。
そうなってしまうと、どれだけ頑張っても読んでもらえなくては、記事を書いた意味がなくなってしまいます。
読んでもらいやすい記事を書くにはどうしたらいいか。
ここで出てくるのが「感情的価値」です。
感情的価値とは、感想や体験談などのことです。
自分が感じたこと、考えたこと、実際に体験してみての感想などがこれにあたります。
感想の場合は個人の考えなので、自分が思ったことを書けばいいんです。
わからなければ想像でもいいですし、Yahoo!知恵袋や教えてgoo、発言小町などのサイトを参考にしても大丈夫です。
こうしたサイトを検索すると、どう悩んでいるのかがたくさん出てきます。
悩みを知ることで、人の悩みに沿った記事が書けるようになりますよ。
人の悩みに沿った記事は、読者がリアルなイメージをしやすいので、読みやすくなります。
ある購入済みの商品に対してのレビューの場合、「これはおすすめできないですね〜」なんてことを書いても、それが正直な感想であれば悩みの解決になることもありますよね。
ただのレビューが載った記事よりも、悩んでいることについて解決ができる記事のほうが読みたいと思いませんか?
記事を書くときに難しいと感じることもあるかも知れませんが、友達などの身近な人の相談に乗るつもりで書くといいですよ。
もちろん、その中に自分の考えを盛り込むことで、感情的価値がある記事になります。
読んでいてイメージがふくらむ記事のほうが読みたいと私は思います。
レビューを探すときは、いいことはもちろんですが、悪いことが書いてある記事のほうが参考にできますよね。
感情的価値のもう一つ、体験談ですが、これはもう最強の題材です。
どうして最強かと言うと、感想もそうですが、その人だけのオンリーワンのエピソードであり他の誰にも書けないものだからです。
例えば、一軒家を建てるとき、壁やクロス、屋根の形、内装や外装、庭などつくる人によって全然違いますよね。
これから家を建てよう、という人にとってはどんなエピソードでも参考にできます。
やってよかったことはもちろん、やらなくてよかったなあと思っていること、やらなくて後悔していることでも、なんでも書いてください。
自分なりのこだわりやどうしても譲れなかったことなど、それこそ本にできちゃうんじゃないかっていうボリュームで書けそうじゃないですか?
一生のうちに一度しかないような大きな買い物のことなので、ここぞとばかりに自分のこだわりを細かく書いちゃっていいんです。
今後家を建てることを考えている人にとっては、細かく書いてあるほうが参考にできます。
そういう、個人の体験談をもとにした記事はGoogleにも認められやすくなりますよ。
つまり、体験談はSEOの評価基準になるので、体験談が盛り込まれたものは検索上位に表示されやすくなるということです。
読み応えがあるボリュームのある記事だと、その確率はもっと高くなりますよ。
感情的価値を盛り込んだ記事で閲覧数が増えてくると、ブログ内のアフィリエイトやアドセンスを利用して収入を得ることができるようになります。
例えに出した「家を建てる」ということについても、何度も経験できることじゃないからこそ、個人の考えを入れたオンリーワンの記事ができあがるということですね。
本にできるような内容のボリュームの記事ができて、その記事やブログの閲覧数が多ければ、書籍として出版のお誘いがあるかも知れません。
最近はインフルエンサーの方が書籍を出すことも増えているので、それを一つの目標としてみるのもいいと思いますよ。
今回は「説明書のような記事は誰も読まない」ということについてご紹介してきました。
説明書のような記事にならないためにはどうすればいいか、もうわかりますよね?
・機能的価値は最低限の記載にする
・感情的価値を盛り込んで人の悩みに寄り添う記事を書く
・できるだけ詳しく体験談を書く
とはいえ私もまだまだ勉強中なので、一緒に学んでいきましょう!
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