ブログの収益システムとして有名な「アフィリエイト」。
「主婦でも月●万円稼げる!」
「開始●ヶ月で即収益化!」
などなど、何やら楽しそうな文言が飛び交います。
しかし実際始めてみると
全然稼げない!!!
なんて人も少なくないんじゃないでしょうか?
「結局アフィリエイトなんて稼げないじゃないか!」
いやいや、それは違います。
稼げないのは
キーワード選定ができていないからなんです!
Contents
ブログを書くときに必ず出てくる「キーワード」。
これ、単なる「ブログテーマ」「記事テーマ」だと思ってませんか?
ブログにおけるキーワード選びとは、
すなわち「どこで勝負するかを選ぶ」ことを指します。
より分かりやすく、実際にお店を出す場合を例にして考えてみましょう。
例えば、あなたがおにぎり専門店を出店するとします。
お店の立地を選ぶ際、2つの候補が挙がりました。
この時、普通なら「人がたくさん通るほうがよく売れる!」と思いますよね。
しかし立地の良い場所はそれだけ土地代もかさみます。
しかもここはめくるめくグルメストリート。他にもライバル店がひしめき合っています。
唐揚げ、フルーツサンド、ヤンニョムチキン…
どれもおいしそう!
しかしライバルが多ければ多いほど集客は大変です。
それでもやっていけるだけの商品を提供できれば良いですが、
そうでなければすぐに立ち行かなくなってしまうでしょう。
であれば、
こんな場所を探そう!ってなりますよね。
これはキーワード選定でも同じことです。
多くの人が検索していそうなキーワードは確かに集客効果が高いですが、
その分激戦区なのでとても初心者が勝てるような土壌ではありません。
何とか勝負しようとして有料のツールやサービスに頼っても、
それで赤字になってしまっては元も子もないですよね。
このように、「出店する場所」=「キーワード」は
自分の実力や資金に見合った場所を探さないとダメなんです!
では、実力・資金に見合ったキーワードはどうやって探せばいいんでしょうか?
「キーワード選定ツールを使えば一発じゃない?」
もちろん使っても良いですが、それに頼るだけでは良いキーワードは見つかりません。
良いキーワードは情報をしっかり集めて初めて見つかるものです。
お店の立地だって、出店する前に足を使ってリサーチしますよね。
どのくらい人通りがあるのか、どんな人が通るのか、どの時間帯に人が多いのか…
そこまで知ってる人なんてそこで働いてる人か住んでる人くらいですが、
そのくらいしっかりリサーチしないと良い立地は見つかりません。
キーワードも同じです。
ちょっとした専門家になるくらいまで徹底的に調べましょう。
そして、そのキーワードを調べる人がどんな人なのかもしっかり掴めるようになってください。
これをリサーチとペルソナ設定と言います。
「情報は足を使って稼げ」
何だか刑事ドラマみたいですが、実際アフィリエイトの世界も同じなんです。
千里の道も一歩から。
とにかく早くブログを書きたい!すぐ稼ぎたい!と考えるかもしれませんが、
ここははやる気持ちをグッと押さえて、
地道にリサーチとペルソナ設定からやっていきましょう。
まず最初にすべきなのは「リサーチ」です。
「そんなの記事書く前に毎回やってるよ!」
という感じかもしれませんが、重要なのはただ調べるのではなく
徹底的にリサーチしてちょっとした専門家になることです。
リサーチを怠って稼げないブロガーの多くは
このような状態になりがちです。
専門家を目指すならネットでのリサーチはもちろん、
書籍や雑誌、さらに商品やサービスを実際に購入・体験できれば一番良いですね。
「時間もお金もあんまりかけたくないよ…」
と思われるかもしれませんが、ブログの記事は読者に
「役に立った!」「悩みが解決した!」という価値を提供するものです。
購入については人によって資金の違いがあるため「絶対すべき!」とは言えませんが、
調べる時間や手間は「準備」として必要不可欠なのものです。
この後の工程にも関わるので、惜しまずリサーチしてください!
キーワードリサーチで意外と有効な方法は「書籍・雑誌」を読むことです。
普通のアフィリエイター・ブロガーはネットでリサーチを行いますが、
正直ネットだといくら調べても皆と同じような内容しか得られません。
そうなると結局書いた記事もどこかで見たことのある内容になってしまい、
ライバルに埋もれてあまり稼げない…なんてことになります。
対して、書籍や雑誌はネットには載っていない内容・キーワードの宝庫です。
書籍から得たコアなキーワードをさらにネットで検索して、
しっかり知識を深める…といった具合に使っていくのがオススメです。
次にオススメなのが「ツール」です。
1つワードを入れれば、一緒に検索されているワードを大量に表示してくれます。
ラッコキーワードなどが有名です。
ツールは便利ですが、あまり頼りすぎてはいけません。
便利ゆえに多くの人が利用するので、
利用すればするほどライバルとワードが被るのでライバルが増えていきます。
ライバルとの差別化、またはライバルの少ない土壌を探すために、
ツールの使用はほどほどにしましょう。
「Yahoo!知恵袋」で調べるのもオススメです。
ブログの記事は「役に立った!」「悩みが解決した!」
を提供するものだと書きましたが、
知恵袋はまさに悩みを持った人たちが集まる場所です。
書籍やツールで拾ってきたワードを知恵袋でさらに調べてみて、
皆がどんな悩みを持っているか理解を深めるのも良いですね。
リサーチが完了しました。では次に「ペルソナ設定」をしていきましょう。
ペルソナとはラテン語で「人格」「人物像」を意味する言葉です。
要するにペルソナを設定するということは、
リサーチしたキーワードを検索している人の「人物像」を設定するということです。
こんなに具体的に設定するなんて、何だか難しそうに見えますよね。
でもペルソナの設定はリサーチさえしっかりできていれば大丈夫です。
ここまで具体的にペルソナを設定すれば記事の内容も具体的になり、
「これって私のこと!?」と特定の人にしっかり刺さる記事を書くことができます。
ここまで、キーワード選定の準備段階についてお話してきました。
ここからは「キーワードにどんな種類があるか」をそれぞれ分類してご紹介していきます。
ブログにおいて「戦う立地」として扱われるキーワードには、
大きく分けて5つ種類があります。
それぞれの特性・特徴を通知表っぽく評価してみました。
初心者向けレベル | 売上の上がりやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 | |
ビッグワード | 1 | 5 | 1 | 1 |
ミドルワード | 3 | 4 | 2 | 2 |
ロングテール | 4 | 3 | 4 | 4 |
ずらしワード | 4 | 2 | 5 | 5 |
商標ワード | 3 | 3 | 2 | 2 |
次から1つずつ解説していきましょう!
初心者向けレベル | 売り上げやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 |
1 | 5 | 1 | 1 |
ビッグワードは、認知度が高く誰でも知っていそう・思いつきそうなワードのことです。
記事を書く際、複数のキーワードをテーマにして書いたりしますが、
複数ワードの1語目にやってくるようなワードを指します。
アフィリエイト、ブログの世界では「検索ボリュームが多い」とも言いますね。
例えば「婚活」「ダイエット」「育毛」などなど、
悩んでいそうな人が多いワードがこれに当てはまります。
このようなワードは検索する人が多い分たくさん人が集まりやすいですが、
その分競争が激しく、初心者が飛び込むにはあまりにも厳しい世界です。
先ほどのおにぎり屋さんの例えを使えば、
まさに人通りの多いグルメ激戦区を指す言葉だと言えます。
初心者向けレベル | 売り上げやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 |
3 | 4 | 2 | 2 |
ミドルワードは、先ほどのビッグワードにもう1語、関連するワードをつけた2語キーワードのことです。
例えば「婚活 うまくいかない」「ダイエット サプリ」「育毛 シャンプー」などなど…。
1語のみのビッグワードよりも比較的検索上位を獲りやすいワードです。
とはいえ、やはり人気のワードであることに変わりはありません。
検索する人は多いですが、ライバルも多い。
2語目のキーワードをしっかりリサーチして選定しなければ、
ビッグワード同様初心者はなかなか稼げません。
初心者向けレベル | 売り上げやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 |
4 | 3 | 4 | 4 |
ロングテールキーワードは、3語のキーワードや検索ボリュームの少ないワードのことです。
検索ボリュームが少ないものは、スモールワードとも表現されます。
「検索ボリュームが少なかったら稼げないんじゃないの?」
と考えがちですが、そんなことはありません。
検索ボリュームが少ないということは、ライバルも少ないということです。
また、初心者がロングテールを使うもう1つのメリットは
「的が絞れているから書きやすい」という点もあります。
例えば、ミドルワードの「婚活 うまくいかない」に
などの3語目を付けたとしましょう。
するとどうでしょう?
ここまで絞れてくるとペルソナの設定がやりやすくないですか?
記事の内容もどんなことにフォーカスすれば良いか分かりやすいので、
比較的楽に書くことができます。
リサーチをしっかりする必要はありますが、
それさえしっかりやればあとは非常に戦いやすい土壌だと言えますね。
初心者向けレベル | 売り上げやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 |
4 | 2 | 5 | 5 |
「視点をずらした」キーワードとはどういうことでしょうか?
ちょっと分かりにくいので例を挙げてみましょう。
例えば、婚活サイトへの登録申請へ誘導する記事を書くとします。
普通であれば「婚活 サイト」など直球のキーワードが思いつきますが、
これだとライバルが多すぎてとても戦えません。
そこで婚活市場、婚活サイトについてリサーチしてみると、
こんなことが分かりました。
であれば、「彼氏 別れた」「彼氏 未練」などの
別角度のキーワードから攻めていった方がライバルも少なくて良い!
…といった具合に、
視点を変えることで検索者も思いもよらないニーズを発掘するのが
ずらしキーワードです。
その分しっかりリサーチが必要になりますが、
ライバルの少ない土壌で戦えるので初心者にはオススメです。
初心者向けレベル | 売り上げやすさ | ライバルの少なさ | リサーチ難易度 |
3 | 3 | 2 | 2 |
商標ワードは商品やサービスなどの名前を用いたキーワードです。
誰でもパッと思いつくので初心者が手を出しやすいですが、
裏を返せばそれだけライバルの多いレッドオーシャンだということです。
とても初心者向けとは言えません。
ここまで、キーワードの種類をざっと説明してきました。
ただ、ここまでの説明だと
「とにかくロングテールとずらしキーワードでやっていけばいいんだね!」
と思われたと思いますが、
実はそれだけじゃないんです!
ここからは基本的なキーワードをもとに、
それを応用させたキーワードの選び方をお話していきます!
1つ目は「距離の短いスモールワード」です。
「距離って何????」って感じですよね。
キーワードにおける「距離」とは、「成約・購入までの距離」のことです。
例えば、
の2つのスモールワードがあったとします。
どちらで調べている人のほうが婚活サイトへの登録に乗り気でしょうか?
正解は「婚活サイト ランキング」のほうです。
なぜかというと、「成婚率」で調べている人は
「婚活サイトってどうなんだろう?本当に結婚できるのかな?」
と思っているだけの人なのに対し
「ランキング」で調べている人は
「婚活サイトに登録したい!良いところを探そう!」
と、良いところが見つかればすぐ行動に移す気のある人です。
であれば、後者のほうが「登録(成約)までの距離が短い」ということになります。
このように、同じロングテール・スモールワードでも
「距離の短い」ワードを選択することで、より成果が上がりやすくなります。
「ちょっと待って!ミドルワードは初心者向けじゃないんじゃないの?」
そうです、確かにそう書きました。
2語で形成されたキーワードは比較的ライバルが多いので、
初心者が使うにはなかなか難しいと言えます。
しかし、「ライバルの少ない」ミドルワードがだったらどうでしょう?
2語のワードでも徹底的にリサーチすることで、
そこそこ検索ボリュームがあるもののライバルの少ないワードは見つかります。
そこを狙っていきましょう。
いかがでしたか?
「アフィリエイトでは稼げない」のではなく、
「やり方が間違っているから稼げない」
「自分に合った方法を取っていないから稼げない」
ということがお分かりいただけたと思います。
とにかく記事を書くだけのブログ運営は今すぐやめて、
リサーチとペルソナ設定から始めていきましょう!
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