定年後の自分の姿、想像できますか?
私は40代ですが、どんな生活を送ろうという明確なビジョンなんてないし、子育てと仕事で目一杯だよ!と思っていました。
でも今、ライフスタイルを定年後にセットして準備しておくのと、定年になってから考えるのとでは大きな違いがあるんですよね。
定年後に何が必要かを知り、その必要なものを手に入れるために今何ができるかを考えてみませんか?
やる気が出てくる3つの準備についてご紹介します!
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たぶん、40代になると定年後のことを全く考えないわけじゃないと思います。
定年後にどんな現実があるのか調べたことがある方も多いんじゃないでしょうか。
でもお金のこととかけっこう途方もないことが書かれていたり、全然ピンとこない高齢者施設に入る話とか出てきたりして「この先何があるかわかんないし、面倒くさいから後でいいよ」と思っちゃったりするんですよね。
それでも考えておくことが必要なのはどうしてなのか。
次の3つの理由から考えてみましょう。
余程のことがない限り、たいていの人は定年、つまり60歳を迎えます。
厚生労働省が発表した2019年の日本人の平均寿命は、男性が81.41歳、女性が87.45歳です。
60歳から先の人生は、ほぼ確実に続くだろうということです。
だから定年後の生活に目を向けるのは決して非現実的な話ではないのです。
『 松井証券株式会社調べ 』によると、老後に不安があると答えた60代は8割以上にのぼるそうです。
一番の不安は、やはりお金です。
多くの人が、もっと前から定年後の設計を立てておくべきだったと答えています。
定年後、現実を目の当たりにして初めて実感する方が多いのかもしれませんね。
定年後のライフスタイルとか言われても、40代だと実感なんて湧かないし、あくまで想像の世界でしかないんですよね。
だから想像の未来のために今自分が欲しいものやりたいことを我慢してお金を貯めるなんて理不尽な気分になります。
もしかして60歳より前に死んじゃったら損じゃないかと思います。
そこで考えたいのは、我慢ではなくて「目標」
こうなりたいなってイメージをとらえて、それを実現するにはどうするかってことを考えてみるんです。
定年後という枠を外してみれば「将来なりたい自分の姿」が見えてきませんか?
それを定年後のゴールにして考え、それに向かってできることを考えてみるのはいかがでしょうか。
定年した後には、現役の頃とは違う時間のゆとりができます。
定年後の生活を調査したアンケート結果では「テレビを見る時間が増えた」という回答が一番多かったようですが、それで満足している人はごく少数です。
定年後を充実させるために必要なものがあります。
3つご紹介します。
定年後の生活では、平均26万円ほどの出費があると言われています。
ちなみに、年金支給額は、国民年金で月5万円、厚生年金で月15万円ほどが平均額です。
ただし、夫婦の世帯で妻が専業主婦だった場合は、夫が厚生年金であっても受給額は夫よりも少なくなります。
厚生年金で夫婦2人でも、月26万円に届くかどうかは微妙なところです。
そして夫婦2人とも国民年金だった場合は月10万……
かなり厳しいですね。
年金だけじや全然足りない!ってみなさんが訴えるのは本当なようです。
「蓄えや年金が不安だから定年後も働こう」
「お金は困らないから遊んで暮らそう」
どちらの生活になったとしても、必要なのは体と心の健康です。
40代になると何となく健康のことも考えるようにはなりますが、動けなくなる自分のことって想像しにくいですよね。
でも60代になると、確実に体力は衰えてきます。
私の両親も元気にはしていますが、時々目が開きにくくなってきたとか、腰に激痛が走るようになって整形外科に通ってるとか、体の不調を当たり前に話すようになってきました。
体力だけじゃなくて、脳の中も少しずつ衰えを感じるようになり、認知症の可能性も他人事じゃなくなってくるのが定年後です。
自分1人で動けるための健康は、60代を過ぎると今よりずっと価値のあることになるのです。
お金もある、体も元気、でも「生きてるだけ」ってことにもなっちゃうのが定年後のライフスタイルの定番になりつつあるみたいです。
初めにお話しした「テレビを見る時間が増えた」っていうのは、たぶんそういうことなんでしょうね。
だから定年後にはワクワクして良い意味で緊張感のある生活も大切です。
私の祖父母たちも、老人大学や洋裁教室、詩吟なんかに通っていました。
自分のやりたいことをしてワクワクして楽しむっていう時間を持つことで、毎日が充実してきます。
いく来るかわからない孫の訪問を待つよりも、自分のやりたいことを見つける方が毎日は楽しくなるんです。
定年後に必要な3つのことがわかったところで、40代の今からできることを考えてみましょう。
お金を貯める、健康を維持する、楽しみを持つ
わかっているけど、どこから手を付けて良いのか見当がつかなくて途方に暮れてしまう。
そんな方でも具体的にイメージできる方法をお話ししたいと思います。
年収の30%って実際にはかなり厳しいんですけどね、先ほどお話しした『 松井証券株式会社調べ 』に興味深いアンケート結果がありました。
年収の0~10%の貯蓄で“浪費家”、 11~29%の貯蓄で“一般的”、 30%以上の貯蓄で“貯蓄家” という認識である
『 松井証券株式会社調べ 』より引用
つまり、定年後の資金を十分に蓄えている人は、年収の30%以上を貯金できていたと考えられるわけです。
でも年収500万として、30%だと150万でしょ、貯められるのかなぁと考えちゃいますよね。
仮に貯められたとしても、それは子供の学費に充てるためで定年後にいくら残るかは未知数です。
そこで、年収の30%を貯金するためにどうするか。
節約生活を楽しむのもひとつの方法ですが、ほかにこんなやり方もあります。
この方法のメリットは、体力が必要ないこと。
体力が要らないということは、定年後でも続けることができます。
私の会社で本業の後にパチンコ屋さんで週4日働いてがんばっている男性社員がいましたが、体調を崩したところに心労がたたって、ある日突然、電車に乗ろうとすると吐き気と腹痛が起きて出社できなくなってしまいました。
また35歳でしたが、若くても無理は禁物です。
できれば通勤が必要になる仕事は本業一本に絞り、副業は自宅で収入を得られる方法を選ぶようにしましょう。
アフィリエイトに興味を持った方は、こちらもぜひ参考にしてくださいね!
体の機能を正常に働かせるためには、自律神経を正常に保つ必要があります。
そのためにはセロトニンとメラトニンの存在が不可欠です。
動物は午前中の日の光を浴びてセロトニンを作り、体を活性化させます。
また、睡眠に関係するメラトニンもセロトニンから作られるため、日中にたくさんセロトニンを作っておくことが必要です。
生活習慣病の予防にも効果があると言われていますので、朝日を浴びる生活を心がけてみてはいかがでしょうか。
食生活の見直しも必要ですが、まずは朝日を浴びるという簡単なところから健康管理をしてみませんか?
そのほか、ちょっとした生活の注意を知りたい方は、こちらもご覧くださいね。
編み物が好き、お菓子作りが好き、ゴルフが好き、ジョギング、ツーリング、みなさん色々な楽しみを持っていると思います。
そんな楽しみをSNSで発信してみませんか?
私たち40代の人間は確かに世間一般では中年だけど、PCもスマホも使いこなせる世代です。
もちろん趣味なんだから、面倒なら発信なんかしないで好きなだけ没頭しても全く問題はないんですけどね、ネットに上げると不特定多数の人からの反応があるから楽しくなる方が多いようです。
もちろんこうした発信も、体力が衰えたって続けることができます。
私の知り合いの60代の方はすでに定年退職していますが、日々の何気ない生活をブログに上げて楽しんでいます。
接骨院に行ったこととか、植木の花が咲いたとかって内容が多いようですが(笑)、コメントや「イイネ」が付くとモチベーションが上がるって話していました。
手芸やお菓子作りが好きな方なら、自分の作品展が毎日できるし、読書が好きな方なら毎回評論家になれるって考えると、ワクワクしませんか?
それでもしもお金が稼げたりしたら、もっと意欲が高まるかもしれません。
「好き」と「お金」を両方考えてみたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。
どんなに「長生きしたくない」と思っても、だいたいの方が定年後の生活を迎えることになります。
だから40代の今から、ライフスタイルを定年後に向けて準備してみませんか?
やりたいことを我慢して定年後のために備えるのではなく、「お金を貯めるためにできること」「健康を維持するためにできること」そして「楽しみを発信して反応を感じること」というように、ポジティブにとらえてみると大きく変わります。
楽しみながら定年後に備えられるのが40代の強みです。
今から早速、初めてみましょう!
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